【社説】崔順実被告の権力機関長人事疑惑…最後まで真相究明を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.22 16:37
崔順実(チェ・スンシル)国政壟断の核心の一つ、人事壟断波紋が広がっている。特別検察は最近、崔順実被告が昨年バックの中に入れて持ち歩いていた警察庁長官・ウリィ銀行長・KT&G社長など人事請託用文書、「民情首席室に送れ」という自筆メモなどの写真ファイルを確保した。ここに登場するイ・チョルソン候補は同年8月、飲酒事故隠ぺいの話があったにもかかわらず警察庁長官に就任した。さらに昨日は、崔被告の「執事弁護士」格のメン弁護士が朴槿恵(パク・クネ)政権業務引継ぎ委員会当時の2013年初め、最高裁判事・検察総長・国税庁長・警察庁長官候補群19人を選んだ後、人事評を入れた資料を作成した事実が明らかになった。ここに登場した5人はその後、最高裁判事および該当機関の首長に任命されたというから、開いた口がふさがらない。これに先立ち特検は崔被告のタブレットPCから国家情報院長など初代行政府人選案も大量に確保した。
人事は万事という。しかし背後の人物が文化体育部長官、関税庁長、ミャンマー大使などのほか、司法府と4大監査機関の人事にも介入したというのだから、実際の大統領は誰なのか疑問を感じる状況だ。