<崔氏韓国国政壟断>特別検察官の捜査…与党も全会一致で受け入れる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.27 13:06
野党が要求してきた「崔順実(チェ・スンシル)ゲート特検」を与党セヌリ党が受け入れた。セヌリ党は26日、緊急議員総会を開き、崔順実事件に対する特別検察官の導入を全会一致で決めた。セヌリ党の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表は記者らに対し「現状況でセヌリ党は特検に反対する考えはない」とし「(野党の)特検要求を直ちに受け入れ、特検実施のための協議をすぐに始めることを野党に提案する」と述べた。鄭院内代表は「こうした厳しい状況では国民の心配を減らすことが重要」とし「この懸案の真相究明に最も適した方法が特検なら拒否する理由はない」と話した。
鄭院内代表はこの日、議員総会の開会発言で「崔氏の国政壟断の実体を把握して関係者全員を法廷に立たせるための手段は問わない」と述べた。また「禹柄宇(ウ・ビョンウ)民情首席秘書官が指揮する検察の崔順実捜査は国民が信頼しないだろう。禹首席秘書官は直ちに辞退するべきだ」と要求した。親朴(朴槿恵)派も特検の導入に反対の意思を表さなかった。
共に民主党はセヌリ党に先立ち特検の推進をすでに党論に定めた。この日開かれた議員総会で特検の推進を再確認し、禹首席秘書官ら青瓦台秘書陣の辞退も要求した。李在汀(イ・ジェジョン)院内報道官は「特検は始まりにすぎない。崔順実ゲートの真相究明のために特検はもちろん国政調査などあらゆる案を排除しない」と述べた。予算決算特別委に出席した金賢雄(キム・ヒョンウン)法務部長官は「刑事・司法協調などを通じて崔氏を国内に召喚する手続きを講じている」と述べた。