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【社説】国政乱脈これほど深刻なのに、前・現職大統領が争う時か=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.02 11:55
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李明博(イ・ミョンバク)前大統領の回顧録(『大統領の時間』)の発刊(2月2日)が、朴槿恵(パク・クネ)-李明博政権の間の対立様相に飛び火している。特に朴大統領が世宗(セジョン)市修正案に反対したことをめぐって鋭く対立した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の高位関係者は昨日、記者たちと会って「朴大統領が世宗市修正案に反対した理由を当時の鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相を牽制するためだったと話したのは、事実に基づいたというより誤解から始まった」として「遺憾」と明らかにした。「政治工学的にこの問題を解釈するならば、国家や国民の団結にどんな役に立つのか疑問」とも述べた。遠回しな表現を使ったが、回顧録に対する公開的な反論であり李元大統領に対する批判だ。すると李明博政権で青瓦台参謀をつとめたある人物は「元大統領が回顧録を出すのに、誰の許諾を受けて出さなければならないのか」と真っ向から対立した。前・現職大統領の参謀が見苦しい代理戦を行ったのだ。

朴大統領と李前大統領の間の衝突は今更のことではない。2007年のハンナラ党大統領候補選挙戦をたどりながら2人は総選挙候補公認、世宗市修正案の処理などでことごとく衝突した。だが「李明博の青瓦台」と「朴槿恵の青瓦台」の衝突は、また別の次元の問題だ。そうでなくても国政漂流と乱脈の様相であちこちに赤信号がともっているのに、前職大統領と就任3年目を迎える現職大統領が協力どころか破裂音を出すのは民生にシワを加えるだけだ。

 
韓国ギャラップ調査(27~29日)の結果、朴大統領の支持率は就任後最低となる29%まで落ちた。人事乱脈の様相に一進一退する政策など国政の総体的な漂流に民心が背を向けた結果だ。年末精算の騒動、健康保険料の賦課体系改善案の発表白紙化、住民税・自動車税の引き上げ撤回など最近の政策混乱は到底推し量ることが難しいほどだ。

この渦中で重い病気にかかるのは国民だ。成長動力は消え去り、経済は活力が失われている。事情がこれほど重症なのに、政府やセヌリ党はもちろん青瓦台まで右往左往するだけで秩序を持って対処できなくなっているという息づまる状況だ。しかも前大統領は回顧録を出して南北首脳会談の推進過程の秘史を打ち明け、敏感な外交的事案まで公開して政策当局を困難に陥れている。金養建(キム・ヤンゴン)対南秘書ら北朝鮮当局者を直接名指しして秘話を公開したのは、南北関係の波紋を計算していなかったとすれば無責任なことで、結果を予想していてもこうした内容を書いたとすればほかの政治的目的があるという疑いは避けられない。

青瓦台が回顧録の内容にけちをつけて公開的に前大統領を非難するのも成熟していない姿勢だ。前国家元首への礼儀でもない。一部では「青瓦台が回顧録を問題にしたためにイシューが浮き彫りになって政治争点化してしまった」という指摘も出ている。前・現職の大統領が難局打開に協力することを期待してきた韓国社会にとって、今回の回顧録の波紋は失望だけを抱かせた。

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