「鴻祥グループ、張成沢処刑後さらに成長…北朝鮮の太い綱」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.09.26 17:18
2011年から昨年9月までの4年9カ月間で鴻祥の対北朝鮮取引規模は5億3200万ドル(約6000億ウォン)だった。これは北朝鮮が2004年から10年間余りで開城(ケソン)工業団地を通じて稼いだものと似たような金額だ。
度胸と手腕以外に馬氏には人脈という資産があった。その頃、鴻祥の北朝鮮側の最大のパートナーは勝利貿易だった。北朝鮮のナンバー2だった張成沢(チャン・ソンテク)氏が掌握していた貿易会社だった。対北朝鮮消息筋は「丹東では馬会長が張成沢の後光を背にしているといううわさで騒がしかった」と話した。だが、それが全てではないという事実は2013年張成沢氏の処刑後にあらわれた。消息筋は「張氏の処刑で掛け代金3000万ドルが宙に浮いてしまい、鴻祥も下り坂になるだろうと言われていた。ところが会社はさらに成長した。はるかに丈夫な太い綱があるようだが金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長でなければ軍部ではないかと推察だけするだけ」と話した。