北朝鮮の機嫌を損ねないか心配で脱北記者を排除した韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.16 07:41
韓国統一部が15日、北朝鮮離脱住民記者を南北高官会議の現場取材から排除して論議を呼んでいる。北朝鮮を意識したためではないのかという「低姿勢」批判を自ら招く格好になった。
この日、統一部が現場取材から外れるよう求めた記者は朝鮮日報のキム・ミョンソン氏で、脱北後2002年に韓国入りし、2013年から統一部の出入り記者としてこの仕事に従事してきた。統一部はこの日、会談現場に向けて出発する1時間前に、記者団に対して「記者を交代しなければ統一部はキム記者をプール取材団から排除する方針」と通知した。プール取材は、現場の状況によって記者団全員が取材することができない場合、記者団で決めた順序に従って代表記者が現場取材を行った後、プール取材記者と内容を共有する。
キム記者を含めた共同取材団の名簿は12日に確定していたが、統一部が今になって排除方針を通知したことから、結局キム記者は現場取材に合流することができなかった。