1億1000万年前、韓国晋州にカンガルーネズミのような動物が生息
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.22 16:33
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化石を根拠に作られた復元図(写真提供=文化財庁)
今後、映画やアニメでこんなかわいい動物に会うことができるかもしれない。体長は10センチ程度。後肢でぴょんぴょんと跳ね、恐竜やワニ、鳥などの攻撃を避けながら生息していた。名付けて「Koreasaltipes Jinjuensis(コリアサルティペス・チンジュエンシス」。「韓国晋州(チンジュ)で見つかった新種の跳躍歩行形態の足跡」という意味だ。世界で初めて発見したという意味で「コリア」「チンジュ」の二つの地名が化石の名称に入った。
文化財庁国立文化財研究所は慶尚南道晋州(キョンサンナムド)で中生代白亜紀(1億4500万~6600万年前)に生息していた新しい哺乳類の足跡の化石を発見したと21日、発表した。今回の化石は、カンガルーのようにホッピングしている様子が分かるもので、合計9組の後肢の足跡がつけられている。中生代白亜紀の跳躍歩行型哺乳動物の足跡化石では世界初だ。また、中生代をあわせて同じような足跡の化石はアルゼンチンのジュラ紀(2億130万年~1億4500万年前)地層で発見された「Ameghinichnus(アメギニクヌス)」に続き世界2番目となる。