<第2回米朝首脳会談>ビーガン代表・キム・ヒョクチョル代表また会う…ハノイ談判までの遠い道のり
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.11 13:02
米国は今月27~28日の第2回朝米首脳会談の直前まで実務交渉を継続するだろうと会談の過程に精通した複数の外交筋が10日に明らかにした。外交筋は匿名を前提に「首脳会談の青写真は会談直前に描かれるだろう」とし、このように伝えた。これはスティーブン・ビーガン米国務部対北朝鮮特別代表が6~8日に平壌(ピョンヤン)で北朝鮮と非核化に対する相応措置に関し北朝鮮と交渉を行ったが、最終的合意までは道のりはまだ遠いということを示唆している。これに関連し、金宜謙(キム・ウィギョム)青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官は同日の会見で「朝米が2月17日からの週にアジアの第3国で交渉を継続することにしたそうだ」と明らかにした。これに伴い、ビーガン特別代表と北朝鮮のキム・ヒョクチョル特別代表が朝米首脳会談予定地のハノイで再び実務交渉に入るものと予測される。
今月6~8日の平壌交渉に関し、米国政府は「寧辺(ヨンビョン)核施設の廃棄+α」の非核化措置があってはじめて対北朝鮮制裁緩和を検討することができるという立場だったと交渉過程に精通した複数の韓・米・日の外交筋が伝えた。彼らによると平壌交渉を終えたビーガン代表は9日、韓国・日本政府の当局者に会い、このような趣旨で説明した。米国政府は当初「寧辺+α」、すなわち北朝鮮の包括的核申告まで含む非核化措置を交渉の目標としていた。他の外交筋は「平壌交渉は北朝鮮がすでに廃棄の意思を明らかにした部分を中心に議論が行われたということだと理解している」とし、「東倉里(トンチャンリ)・寧辺などに関する優先的申告を受け、検証と廃棄を継続する方向が先に議論されたものと把握している」と伝えた。これは昨年9月に北朝鮮が南北首脳会談で明らかにした東倉里ミサイル試験場の廃棄、米国の相応措置を前提に言及した寧辺核施設の廃棄に関する議論が進められたという趣旨だ。交渉過程に精通した他の外交筋は「真の交渉はこれから始まる」としつつ「第1回交渉結果は全体図の一部」と話した。金報道官も同日「今回の(平壌)実務交渉は双方が何をやりとりする交渉というよりはお互いが何を求めるのか非常に具体的に、余すところなく率直に話す有益な機会だった」と話した。金報道官は「李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和交渉本部長とビーガン代表、康京和(カン・ギョンファ)外交長官と(マイク)ポンペオ米国務長官、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長とジョン・ボルトン米大統領国家安保補佐官など緊密な韓米共助が各レベルで行われるだろう」と説明した。
文在寅大統領とドナルド トランプ米国大統領の電話通話もまもなくなされる展望だ。