クレジットカード発行枚数2121万枚減少=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.23 13:50
このすき間をチェックカードが素早く埋めた。所得控除の拡大が追い風となった。年俸の25%を超えて使用した分に対するクレジットカードの控除率は15%に低くなったが、チェックカードは現金領収書と同じ30%(限度300万ウォン)に引き上げられた。この控除率は年俸の25%以上の消費をして初めて意味を持つが、節税に敏感な消費者は先を争ってチェックカードの発行を受けた。
金融監督院の統計もこうした現象を反映している。1~3月のクレジットカード利用実績は119兆5000億ウォンで前年同期の117兆3000億ウォンに比べ1.9%の増加にとどまった。これに対しチェックカード利用金額は25兆9000億ウォンで昨年の20兆3000億ウォンより27.6%増えた。カード利用実績のうちチェックカードが占める割合は17.8%に急上昇した。
最大の問題はクレジットカードの発給を受けられる消費者までそっぽを向き始めたという点だ。クレジットカードのポイントや割引特典が過去より縮小され魅力が落ちた上、合理的な消費を望む若年層がクレジットカードを忌避しているのだ。会社員のチョ・ユビンさんは、「カード使用額を見ると所得控除を受けるためには現在よりはるかに多く使わなければならない。所得控除の恩恵よりは計画的に支出するためにチェックカードを使う」と話した。