サムスン、アップルとの特許訴訟で初勝利
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.21 08:36
サムスン電子がアップルとの特許訴訟で初めて勝った。オランダ・ハーグの裁判所は20日、サムスン電子がアップルを相手に提起した特許侵害訴訟で、「アップルのiPhone4とiPadがサムスン電子の第3世代(3G)移動通信特許を侵害した」と判断した。アップルが使ったインテルの部品がサムスンに特許料を支払っていなかったため特許侵害に当たるということだ。ただしインテルの代わりにクアルコムの部品を使ったアップルの最新モデル「iPhone4S」と「新しいiPad」はクアルコムがサムスンに特許料をすでに支払っているので特許侵害ではないと判断した。
サムスン電子は昨年6月にアップルが4件の特許を侵害したとして提訴した。オランダの裁判所はこのうちのひとつの「制御情報信号伝送エラー減少のために信号を符号化する方法」をアップルが侵害したと判断した。これまで販売禁止や輸入禁止訴訟でサムスンが勝ったことはあるが、本案訴訟で勝利したのは今回が初めてだ。サムスン電子とアップルは9カ国で特許訴訟を進行中だ。今回の判決はドイツに続き2番目に出されたもので、今年初めにドイツ・マンハイムの裁判所はアップルの手を挙げてサムスン電子が出した特許侵害訴訟を棄却した。