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【コラム】モラルを忘れた共産主義者に反対する=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.02 11:55
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地球唯一の分断国家の悲劇的な象徴である板門店(パンムンジョム)で韓米朝の首脳が握手した。非核平和に進む歴史的な瞬間、19年前のある場面が頭に浮かんだ。北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は2000年の6・15南北首脳会談当時、「共産主義者にもモラルがある」と述べた。ところが今は「共産主義者のモラル」は見られない。

北朝鮮外務省の米国担当クォン・ジョングン局長は6月27日の談話で、「朝米対話は決して南朝鮮当局が口出しする問題ではない。南朝鮮当局を通すことは絶対にない」とし「南朝鮮当局は自国のことでもまともにするのがよい」と主張した。

 
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は前日、「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の非核化の意志を信じる。(中略)寧辺(ヨンビョン)の核施設全部が検証のもとで全面的に完全に廃棄されれば、北の非核化は不可逆的な段階に入る」と述べた。米国の安全保障専門家からは非現実的という批判を受けた。にもかかわらず翌日に一介の「米国担当局長」が韓国の大統領に向けて侮辱的な言葉を並べたのだ。

北朝鮮の健忘症は深刻だ。昨年の6・12シンガポール米朝首脳会談前の紆余曲折をすっかり忘れている。金桂冠(キム・ケグァン)第1外務次官と崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官の暴言で米朝首脳会談が白紙になる危機を迎えた中、昨年5月26日午前3時に金委員長はSOSを送った。文大統領は12時間後に板門店北側地域の統一閣で儀典も格式もない首脳会談をした。米朝会談を実現させるために1泊4日の日程でワシントンを訪問し、トランプ大統領から冷遇を受けた直後だった。

にもかかわらず、北朝鮮は厚かましく「通米封南」モードで出てきた。「寧辺」と制裁解除を交換しようとしていた今年2月27、28日の2回目のハノイ米朝首脳会談がノーディールで終わったうっ憤晴らしを韓国にするということなのか。それとも中国の習近平国家主席の訪朝で立場が強まったからと韓国を無視するというのか。またはトランプ大統領と親書を交わす関係になり、文大統領を用途廃棄するという意図なのか。全世界が認める大韓民国の国家性を尊重しない重大な非礼だ。

3人の首脳の板門店イベントは華麗だったが、我々は闇の中に隠れている複雑な現実を直視しなければいけない。今は南北問題だけでなく世界全体が揺れている。1840年のアヘン戦争以降深い眠りに入った中国が目覚めながら始まった激動だ。1世紀以上も国際秩序を管理してきた米国は露骨に力を誇示する中国のシャープパワー(sharp power)を傍観できない。両強大国の貿易戦争は技術覇権競争に向かうが、核心の第4次産業革命の勝負はAIとビッグデータで決まる。中国がリードしている。たとえトランプ大統領でなくとも中国との一戦は避けられなかっただろう。

トランプ大統領は中国だけでなく世界を脅迫しながら二者択一を強要している。第2次世界大戦以降、世界の平和と繁栄のエンジンは国連とGATT(現在はWTO)だった。米国は両機関を創設して主導的に引っ張ってきた。その米国の大統領が無用論と離脱を話している。米国優先主義の狂風に多者主義(multilateralism)がうめいている。米国の同盟国で対外依存度が高い韓国は直撃弾を受けている。

米国と中国の経済は強みを共有する結合双生児だ。これを分離するのは共倒れ行為となる。トランプ大統領が先日のG20会議で「ファーウェイ(華為技術)に対する米国企業の部品供給は続くだろう」と一歩退いた理由でもある。実際ニューヨークタイムズは、米商務省の輸出規制にもかかわらず米国のマイクロンテクノロジーやインテルがファーウェイに部品を送り始めたと報じた。

天下大乱の時代を迎えている。堂々たる我々の論理、生存戦略が必須だ。強大国に対して卑屈に振る舞ってはいけない。さらに重要なのは北朝鮮に対する姿勢だ。言うべきことは言わなければいけない。文大統領が北朝鮮に対して米国と実務者会談に応じるべきだというのは望ましい。しかし寧辺核施設の廃棄を過大評価して批判を招いたのは誤りだ。

侮辱的な外務省局長の談話に対しては謝罪を受けなければいけない。そうしてこそ北朝鮮が我々を尊重し、米国の態度も変わる。北朝鮮は昨年3月以降13回(韓国3回、米国2回、中国5回、ロシア・ベトナム・シンガポール1回)の首脳会談をした。その余勢で板門店3者会談と米朝サプライズ首脳会談までし、世界のスポットライトを受けた。文大統領が決定的な役割をした。

トランプ大統領も昨日、「文大統領と良いパートナーシップがあったためここまで来ることができた」と述べた。米朝会談が開かれた場所も南側の「自由の家」だった。我々がいなければいかなる進展も難しいという事実を北朝鮮は認めなければいけない。

現政権は南北問題を国内政治用に活用する慣性と決別する必要がある。そうすれば焦りも消えて野党と保守を説得する道も開かれる。統合が先だ。そうすれば北朝鮮も、米国も、中国も、日本もうまく扱うことができる。我々を無視する共産主義者に「モラルはどこへ行ったか」と批判することもできる。

李夏慶(イ・ハギョン)/主筆

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