政府が幇助した韓国GM非正規職問題(1)

政府が幇助した韓国GM非正規職問題(1)

2018年07月11日10時22分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国GMが経営正常化に入ってすぐにまた悪材料にぶつかった。雇用労働部の二転三転する指揮監督が今回の問題の根本的背景という批判が出ている。

  民主労総韓国GM群山(クンサン)・富平(プピョン)・昌原(チャンウォン)非正規職支会は9日から韓国GM本社社長室の占拠を始めた。彼らは非正規職の直接雇用と解雇した非正規職労働者の復職を要求し徹夜で座り込みを行っている。

  韓国GM富平非正規職支会は10日現在「カハー・カゼム社長が直接交渉すれば社長室占拠を解散する」という立場だが、韓国GMは「韓国GMの労働者ではない協力会社の労働者と韓国GM社長が直接対話する理由はない」として拒否している。

  韓国GMがまたもこうした問題に巻き込まれたのは、韓国GM非正規職労働者の身分をめぐり意見が入り乱れているためだ。自動車工場では多くの下請け業者の労働者が勤務する。自動車メーカーは長期間の熟練が必要な工程には正規職労働者を投じ、単純組み立て工程は外注に任せる場合が多い。

  この時、外注工程を下請け業者の工場で下請け業者の労働者が作れば大きな問題はない。問題は自動車工程の特性上、一部の工程を必ず完成車工場の内部で行わなければならないという点だ。

  例えば塗装作業が終われば車体から扉を少しの間取り外してガラス窓やスイッチなどを取り付けて再び扉を取り付ける。この時1台当たり300キログラムを超える車体を下請け労働者が働く外注工場に移動してからまた完成車工場に戻すのは非効率だ。下請け労働者が完成車工場に来て働くほかない。この場合に完成車工場で働く下請け業者の労働者の身分が議論となる。

  韓国GM社長室占拠問題の発端は2006年に遡る。当時韓国GMは正規職元請け労働者と非正規職下請け労働者が同じ生産ラインでほぼ同じ組み立て業務を行っていた。簡単に言えば右側のタイヤは正規職が、左側のタイヤは非正規職が作る形だった。これに対し雇用労働部は2006年に管理監督を実施し、韓国GMを違法派遣で起訴した。

  その後韓国GMは雇用労働部の監督結果を履行し、「工程ブロック化」作業を進めた。外注に任せる工程が正規職労働者の動線と重ならないようベルトコンベヤーから組み立てプロセスまで再配置した。派遣労働法の規定に基づいて独立的な場所で指揮監督権を行使しない一部組み立て工程だけを外注に任せた。

  韓国GMのこうした工程ブロック化作業は2012年に雇用労働部から正式に「立派だ」という認定を受けた。

  雇用労働部は2013年に再び点検に乗り出す。当時労働監督を実施した監督チーム長は10日、中央日報のインタビューで「下請け労働者が働く事業所も分離しており、下請け労働者の指揮・監督状況もなかった。派遣労働法上の違法派遣は判断基準が明確で、個人的に判断経験も豊富だが、韓国GMは違法派遣ではなかった」と断言した。

  当時管理監督に参加したある関係者も「韓国GMを違法派遣とみるなら韓国の自動車・自動車部品産業自体が事実上派遣が不可能だ。明確な法令に基づいて私心なく判断した」と主張した。

政府が幇助した韓国GM非正規職問題(2)
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