「5月の韓日中首脳会議で“3カ国大和解”宣言しよう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.22 08:39
申鳳吉(シン・ボンギル)韓日中3国協力事務局(TCS)事務総長は21日、中央日報のインタビューに応じ、「人から尊重を受けるためには、自分には厳格で、他人には寛大であるべきだという孔子の教えが、韓日中に最も必要だ」と述べた。TCSとは、3カ国政府が2011年9月にソウルに設立した領域内の国際機構。3カ国外交官が同じ空間で協力と共生のために悩んでいる。
駐中公使とヨルダン大使を務めた申事務総長は、北東アジアでしばらく落ち着いていた歴史・領土問題が昨年浮上した原因を、国際政治学者A.F.K.オーガンスキーの「勢力転移(power transition)理論」で説明した。北東アジアで日本の位置づけが中国に追い越され、韓国が主要国に浮上し、国家間の位階秩序に変化が生じたのが根本的な原因という診断だ。勢力移転に適応しなければならない課題ができた状況で、民族主義まで加勢したため、状況が悪化したという分析だ。