【中央時評】北朝鮮住民の苦痛に沈黙した法王(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.20 13:30
法王が取り上げたイスラエルにしても、ナチのユダヤ人虐殺を赦さない。今でも加害者を追跡し、法廷に立たせる。西ドイツは統一した後も、ホーネッカーをはじめとする東ドイツの人権加害者を裁判にかけた。彼らがそのようにしたのは、性急で中途半端な容赦より、断固たる断罪が正義に合うからだ。もし容赦が正しいことなら、韓国が日本に侵略行為と慰安婦に対する謝罪を要求するのは根拠が弱まる。
後に南北が統一しても正義の問題はなくならない。韓国哨戒艦「天安」爆沈のような国家テロはもちろん、北朝鮮政権が犯した残酷な人権弾圧の証拠が生きているからだ。これは南北を離れ、人類の問題だ。そのために国連特別委員会が調査し、責任者の処罰を建議したのだ。