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金大中夫人の李姫鎬さんが自伝『同行』を出版(1)

2008.11.10 12:10
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李姫鎬さんと金大中元大統領の結婚式の場面。結婚式は1962年5月10日、ソウル体府洞にあった李さんの母方のおじイ・ウォンスンさん(全国経済人連合創立メンバー)の韓屋前庭で行われた。



「大学時代の私のあだ名は、ドイツ語で‘中性’を意味する‘ダス(das)’だった。女子学生だけの学校で、比較的民主的な教育を受けてきた私は、男女共学になったばかりの国立大学で、家父長制と男尊女卑の意識にぶつかった」(ソウル大師範大学時代)

 
「6時前、彼はとても疲れているように見えた。再び会議場に戻るときは杖に頼らなければならなかった。重そうに歩く彼の後ろ姿は孤独で苦しそうに見えた。その日の彼が、結婚後、最も孤独な姿だった」(2000年、平壌首脳会談当時)。

金大中元大統領(キム・デジュン、DJ)の夫人、李姫鎬(イ・ヒホ、85)さんが9日、自伝を出版した。書名は『同行』。副題の「苦難と栄光の回り舞台」は金元大統領がつけたという。400ページにのぼる本の中には、1922年にソウルで生まれ、エリートの新女性の道を歩んだが、逼迫(ひっぱく)を受ける野党政治家の妻になってから体験した辛く苦しい人生、大統領夫人時代の物語がそのまま盛り込まれている。

著者が序文に書いた通り「私個人の記録だが、波乱に満ち、曲折の多い韓国現代史の裏街道だ。在野運動家の故桂勲梯(ケ・フンジェ、99年に死去)先生に対する独身時代の切ない恋心を含め、息子たちが逮捕された後の苦しい思いなど未公開の逸話を紹介している。正式な出版記念会は11日、金大中図書館で開かれる。


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