「78年の旧ソ連不時着大韓航空機、ミサイル攻撃受けた」
1978年に旧ソ連領空を侵犯し、ムルマンスクに強制着陸した大韓航空(KAL)ボーイング707旅客機は、2度にわたりミサイル攻撃を受けていたことが、27日、明らかになった。
KAL707機は4月21日、乗務員と乗客110人を乗せてパリを出発し、ソウルへ向かう途中、北極航路を離脱した後、ムルマンスク南200マイル地点の湖面に非常着陸した。 当時、ソ連戦闘機の機関銃警告射撃だけを受けた、と知られてきた。
ロシア国営第1テレビは27日、ムルマンスク空軍基地で勤務していたブラディミール・ドミトリエフ・ソ連第10防空軍司令官や戦闘機操縦士らの証言をもとにしたドキュメンタリー「KAL707事件」を放送しながら、新たな事実を公開した。