【時論】「5次元政治」でもやってみてください=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.11 09:49
世界は今までそのような力によって変化し、また全く違う次元へと変化していくなら、政治の5次空間はどうあるべきか。『サピエンス全史』(原題『Sapiens』)の著者ユヴァル・ハラリの言葉通り、想像の秩序に過ぎない法と制度で国民を制御してこそ秩序が保たれるという認識は昔の話になっている。国民をねずみの実験するように、甘味料がいっぱい入った政策では国民の健康を害するだけで歓心を買うことはできない。
普通、政治家は力だけを考える。正義を標ぼうしているが、自分のことはさておき他人に与えることが正義であるということを全く知らない。力とともに進む「気」の重要性を知らない。力と気がどれも正しくなければならないということだ。物理力を遠回しに言うなら、信じること・開くこと・分けること・尊ぶことが「四気」だ。振動であり響きによって国民に扉を開いて信じさせ、持てるものを分け、大事にして感動させることが5次元政治だ。
政治家が吐き出す言葉を聞くと、フランス精神分析学者ジャック・ラカンの「記標」と「記意」が何かも分からないようだ。記標は響きだ。話者は相手を響かせなくてはならない。「言葉よりイメージの伝達力が6万倍」という研究を信じるなら、口を閉じてイメージを生かすように努力して、ようやく5次元に進めるかどうかだ。