北朝鮮の鉱物資源、韓国で1万8000年間使用できるマグネサイトも…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.28 17:31
サムスン経済研究所の董竜昇(ドン・ヨンスン)研究専門委員は「北朝鮮の鉱物資源は北朝鮮が自国の商品価値として強調できる魅力の一つ」とし「南北間の経済交流の出発点になりうる分野」と述べた。 南北間の経済構造から見ると、南の資本と技術、北の資源と労働力が結合できる代表的な分野が北朝鮮の鉱物であり、南北間の経済共同体を形成する軸になれるという意味だ。 北朝鮮の鉱物資源は長期的には統一過程でかかる莫大な統一費用を軽減できる隠れた‘保険’でもある。 北朝鮮の鉱物資源は南北がともに‘ウィン・ウィン’できる‘ブルーオーシャン’という評価が出てくる理由だ。
朝中国境地帯に接した咸境北道(ハムギョンブクド)茂山(ムサン)鉄鉱山。 日本の三菱鉱業が1930年代に開発を始めたこの鉱山は、経済性がある鉱石だけでも推定埋蔵量が30億トンにのぼるアジア最大の露天鉱山だ。 この鉱山から採鉱後に水に流された尾鉱が積もった豆満江(ドゥマンガン)まで採掘が行われるほどだ。 鉄鉱石価格の急騰で採算が合ううえ、技術も開発されたからだ。 尾鉱を磁石が入った機械に入れて回し、鉄成分を分離できるようになり、豆満江の川底まで浚渫している。 今年初め茂山の向かい側の中国・南平を訪れたある対北朝鮮専門家は「中国側のトラックが北朝鮮に渡り、掘削機で掘った川底の尾鉱を積んで運んでいた」と伝えた。