<サッカー>「主審は狂った」外信記者も韓国取材陣慰める
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.17 10:39
アジア代表の浦項(ポハン)スティーラーズは国際サッカー連盟(FIFA)クラブワールドカップの招かれざる客だった。浦項は16日(韓国時間)、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われたエストゥディアンテス(アルゼンチン)との準決勝に1対2で破れ、決勝進出に失敗した。主審の釈然としない判定が勝負を分けた。浦項はゴールキーパーを含め3人が退場処分となった。この日の3ゴールのうち2ゴールはオフサイドの状況で、主審の判定に対する信頼は失墜した。エストゥディアンテスのアレハンドロ・セベージャ監督も「主審の判定がわれわれに有利だった」と認めた。
試合後の記者会見場はざわめいていた。試合を中立的に見守っていた外信記者らは浦項のセルジオ・ファリス監督に高レベルの質問を投げかけた。「南米代表が道徳的な試合をしたと思うか」「FIFAの陰謀論が作用したと思うか」など、敏感な質問だった。2005年にクラブワールドカップが再スタートして以来、決勝戦の主人公は常に欧州と南米代表クラブだった。興行のためFIFAが今大会でも「見えない手」を動かしたのではないかという雰囲気が広まった。UAEの日刊紙「ナショナル」の記者は「主審が狂った。主審が試合を殺してしまった」と韓国取材陣を慰めるほどだった。