飛行時間20分のレジャー用ドローン、災害救助用に導入したソウル市
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.05 14:30
ソウル市が今月から各種火災・水難事故の現場にドローン(Drone・無人飛行機)を投入することにした。全国の地方自治体で初めてだ。救助隊員が接近しにくい超高層ビルや川の水上にドローンを飛ばしてリアルタイムで災害状況を把握し、不明者の捜索にも活用するということだ。だが一般人も簡単に購入できるレジャー用機種を導入した上に、最近ドローン関連の事故が相次ぎながら「安全性と実効性の検証が必要だ」という指摘も出ている。
4日ソウル市によれば、今回導入されたドローン2機は、大型災害の発生時に人命救助を専門に担当するソウル消防災難本部傘下の119特殊救助団が管理・運用する。ウ・ビョンホ災難対応課長は「ドローンが撮影した現場映像がリアルタイム映像送出システム(MLBS)で内部システムにすぐに映し出される」として「これを見ながら現場の状況に合った命令を出せるだろう」と説明した。市は来年から次々と市内23カ所の消防署に計25機のドローンを配置・運用する計画だ。