【時視各角】ドイツでも解決しなかったTHAAD(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.10 13:31
米国から誠意を疑われ、中国に不可能な条件を提示しながら文大統領が得たものは、真実と向き合う瞬間、すなわち真実の瞬間を猶予したことだけだ。文大統領の参謀グループはしばらく危機の瞬間を免れたと胸をなでおろしているかもしれない。それとも本当に環境影響評価前に北核を凍結できるという希望の信念を抱いているのだろうか。しかし米国と中国は馬鹿ではない。文大統領のあいまいな発言は信頼の問題を招くおそれがある。米国と中国の双方から捨てられかねない危険なやり方だ。
善意と説得で北核を凍結できるという希望の信念は精神の情熱としては高く評価できるが、実績と結果で証明される政治の世界ではやることではない。