朴大統領は会議の途中、徐昇煥（ソ・スンファン）国土交通部長官が新しい交通システムに関連した発表をすると、「良いシステムを導入しても、現場では思いもよらない副作用が生じることがある」と指摘した。それから「いくら良いことでも試行錯誤もありうるので、フィードバックを受けてから施行すれば良い」として「そのような過程を経なければ、国民が実験対象になってしまう」と指摘した。徐長官はすぐに「今回の広域バス立ち乗り禁止に関して問題を起こしてしまい恐縮だ」と述べたが、朴大統領は再度「国民が完全に実験対象になっていた。そうなってはいけない」と強く促した。朴大統領はまたチョン・スン食品医薬品安全処長が、低迷するフードトラックの規制改善について報告した際は「フードトラックについて、一旦このように私たちがすることにしたのであれば、しなければいけない」として「ただ話だけをして特に実効性もなければ、むやみに口に出すべきではない」とした。

◆金武星（キム・ムソン）代表も経済再生強調＝セヌリ党の金武星代表も経済回復を強調した。金代表は特に、世界的な通貨戦争のために韓国企業の輸出競争力が落ちているという、この日の中央日報の１面報道に関連して、「当局が通貨管理に積極的に取り組まなければならないという批判を受け入れることを促す」と明らかにした。

金代表はこの日、大田（テジョン）で開かれた現場最高委員会議で「それなりに輸出に耐えてきた韓国経済が強大国の貨幣戦争でウォン高傾向が続きながら輸出競争力が非常に悪化した。国家代表級の企業らも低迷しており、とても心配になる」としてこのように話した。金代表はまた「大企業は李明博（イ・ミョンバク）政権で法人税減税の恩恵を見たのだから、今のように内需景気が困難な時に賃金引き上げ、配当拡大などで恩返しをすべきだ」として「崔炅煥（チェ・ギョンファン）経済チーム」の政策の方向性を支持する意思を明らかにした。セヌリ党の朱豪英（チュ・ホヨン）政策委議長は中央日報との電話で「ウォン高傾向に対する輸出企業の憂慮を、政府にはっきりと伝える計画」と話した。


朴大統領「金融・財政あらゆる手段を動員し、経済再生を」（１）