現代自動車と百度、車両用AIロボット共同開発へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.11 08:36
現代自動車グループが中国最大のインターネット企業である百度(バイドゥ)と組んで車両用人工知能(AI)システム開発に乗り出す。両社は10日に中国・北京の百度本社で「戦略的協力に向けた了解覚書」を締結した。
今回の了解覚書締結により両社が協力する分野は、▽音声認識▽コネクテッドカー▽AI ロボット開発▽モノのインターネット(IoT)サービス――の4種類だ。このうち音声認識とコネクテッドカー研究開発はすでに昨年から進めている。昨年6月に中国・上海で開かれた消費者家電見本市「CESアジア」では、百度の音声認識サービス(Duer OSオート)を搭載した現代自動車の中型スポーツ多目的車(SUV)「サンタフェ」が登場した。また、昨年11月には東風悦達起亜自動車が発売した準中型セダン「ポルテ」に両社が共同開発したナビゲーション(百度マップオート)を装着した。
両社は今回の了解覚書締結を契機に、さらに一歩進んで車両用人工知能を作る。「小度(シャオドゥ)」と命名された人工知能は、ドライバーが口頭でナビゲーション、エアコン、ヒーターなどの操作を命令すれば自ら主要装置をコントロールする。また、カメラでドライバーを注視し、うとうとしたり安全運転を脅かす不注意な行為をすると警告したりもする。