<崔順実ゲート>朴大統領の3回目の談話に含まれている意味は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.30 14:43
朴槿恵(パク・クネ)大統領が29日、国会内の弾劾勢力の虚を突いた。今月4日に行った2回目の国民向け談話以降、25日ぶりに放送カメラの前に立った朴大統領はこの日、「任期の短縮を含めて進退について国会の決定に委ねる」と述べていわゆる「秩序ある退陣論」を受け入れると、政界は両極端の解釈に揺れた。
野党は「弾劾を免れようとする姑息な手で、セヌリ党に向けた弾劾かく乱作戦の指示」〔沈相ジョン(シム・サンジョン)正義党代表〕と批判している一方、セヌリ党からは「下野まで決心した大統領の誠実さが表れた降参宣言」〔鄭鎭碩(チョン・ジンソク)院内代表〕と強調している。この日、朴大統領は談話で誠実さを繰り返し強調した。「国内外の情勢が厳しくなっている状況で、国と国民のためにどうするのが正しい道なのか、つらい夜を過ごし、悩み、さらに悩んだ」としながらだ。その後、「私はいま全ての荷を降ろした」と宣言した。これについて、鄭院内代表(セヌリ党)は「広場の叫び声と退陣要求に大統領が答えを出したもの」としながら「去就を国会に白紙委任した事実上の下野」と主張した。李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表も「大統領がすべてを国会に委ねたので、今後は国会が決めなければならない」と鄭院内代表の言葉を支持した。