<文化が力だ>(3)社会問題、デザインが解決策…復活した「正祖のデザイン」(下)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.31 15:42
ソウル通義洞(トンウィドン)のボアン旅館は80年以上経つ旅館だったが、2004年から放置されていた。1936年にソ・ジョンジュやキム・ドンリらがここに滞在して同人誌『詩人部落』を作った場所の末路としては、みじめなものだった。古い木造旅館は2007年、「芸術宿泊所」に生まれ変わった。ここのチェ・ソンウ代表は「青年文学徒時期のソ・ジョンジュが長期投宿した場所であることに注目し、今の若い芸術家たちのインキュベーターにした」と話した。
29日午後、ボアン旅館は「国際芸術市場」になっていた。2012年に日本で始まった「インターネット・ブラックマーケット」プロジェクトがここに上陸した。メディアアーティスト、デザイナー、人文学者らがインターネット監視時代の代案商品を売るヤミ市場を開いた。午後4時から5時間で1000人余りが立ち寄った。これまで開いた展示やパフォーマンスが来年初めには100回を超える。16万5000人が立ち寄った。ソ・テジのカムバックアルバム『昭格洞(ソギョクドン)』(2014)のプロモーションビデオの撮影地でもある。