<インタビュー>フランシス・フクヤマ米国スタンフォード大教授(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.08 11:20
--米国の反対にもかかわらず、韓国・オーストラリア・英国のような同盟国が中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)参加を決めた。世界金融システムに対する米国の支配力の弱化の兆しなのか。
「AIIBは金融分野で勢力転移が起きていることを見せる重要な指標だと考える。米国は国際通貨基金(IMF)を通じて中国を既存の金融秩序の枠組みに閉じ込めることによって持続的に影響力を行使できるのに議会がIMF改革案を批准しないでいるのは大きな失敗だ。中国のAIIB創設を防ぐのは不可能だという事実を理解できず、米国行政府は問題をより一層複雑にさせた。米国はAIIBに対する立場を全面再検討することによって損失を統制する必要がある。会員国として参加して内部で銀行の運営方向に影響力を行使する方が良いとみる」
--オバマ大統領が自身の最後の外交的業績を積むために北朝鮮問題を持ち出す可能性はないだろうか。