韓国の花になぜ日本名?日本式学名を正す会発足へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.14 11:39
朝鮮総督府の嘱託職として朝鮮の植物研究をしていた中井氏は「金剛提灯花属」をはじめとして「金剛人伽木属(Pentactina・1917)」、「ミソン木属(Abeliophyllum・1919)」など多数の韓国特産属の植物を発見した。そのうちのいくつかの植物に日本式の学名を付けた。「ハナブサ」になった金剛提灯をはじめとして朝鮮花菅・平壌知母と呼ばれる花の学名(Terauchia anemarrhenaefolia Nakai)には寺内正毅(1852~1919)初代朝鮮総督の名前が入っている。鬱陵島(ウルルンド)が原産地である島提灯花の学名は「カンパヌラ・タケシマ・ナカイ(Campanula takesimana Nakai)」だ。
◆学名変更は可能か=植物の学名を変更するには6年ごとに開かれる国際植物学会の植物命名分科会議を経なければならない。しかし「国際植物命名規約」は植物分類の安定性のために学名修正を厳格に規制している。規約によれば学名変更は、植物分類群の統合・分離など分類学的な変化が発生した場合、あるいは植物が違う分類群に間違って分類されていた事実を発見した場合などに制限されている。