中国の追撃振り払うLGD、4倍鮮明になった88型有機EL開発

中国の追撃振り払うLGD、4倍鮮明になった88型有機EL開発

2018年01月02日13時16分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
写真拡大
LGディスプレーが世界で初めて開発した88インチ8K有機ELディスプレー製品。有機ELディスプレーのうち大きさと解像度で世界最高の製品だ。LGディスプレーは9日から米国で開かれる消費者家電見本市「CES2018」で専用ブースを設けてこの製品を初めて公開する計画だ。(写真=LGディスプレー)
  中国がディスプレー部門に天文学的な投資をしながら韓国を追いかけている。それでも韓国企業が中国だけでなく世界で半導体ほど確固とした技術リーダーシップを持つ分野はディスプレーの中でも有機ELだ。LGディスプレーが世界で初めて開発したという88型(223.5セントメートル)の8K有機ELはこの部門で後発走者との格差をさらに広げたという点で意味がある。

  LGディスプレーはこの製品を「現存する有機ELテレビのラインナップで最も大きく最も高い解像度を同時に具現したパネル。有機ELが液晶パネルより繊細な画質を具現するのに技術的限界があるという通念を技術進歩で打破した製品」と説明した。

  ディスプレー業界では通常、解像度を英文イニシャルの「K」(1000を意味するキロ)を付けて表現する。FHD(1920×1080)より4倍鮮明なUHD(3840×2160)を4K、これよりさらに4倍(7680×4320)鮮明な3300万画素の製品を8Kと表現する。

  画質が良い超大型ディスプレーを作るにはピクセルをさらに細かくしながらも画面は拡大しなければならない。このため自ら光を出す有機物を原料にする有機ELは超大型ディスプレーを作る上で技術的難題が多かった。微細な有機物を広い面積に均質に配置するのがそれだけ難しいためだ。これまで有機EL大型ディスプレーの歩留まり(生産成功率)が落ちるという攻撃を受け、実際に有機ELテレビの価格が1000万ウォン台の高額で販売されるのもこうした理由からだ。

  LGディスプレーは「技術的難題を一段階跳び越え有機ELの長所を生かした大型製品を作るのが容易になった」と説明した。

  有機ELは3300万個のピクセルひとつひとつをコントロールでき繊細な色感表現が可能だ。液晶パネルのようにバックライトが必要なく超薄型テレビの生産が容易だ。現在市中で販売されている有機ELテレビの厚さは500ウォン硬貨2枚分よりも薄い。液晶パネルの場合、解像度を高めるためにバックライトを追加すれば重量は重くなり厚さは厚くなる。

  有機ELはまた、どの角度から見ても光の屈折がなくゆがみのない画面を鑑賞できる。こうした長所を掲げて有機ELテレビは現在UHD級市場で米国、欧州、オーストラリアなど12カ国で1位を占めている。

  LGディスプレーはテレビ用大型ディスプレーを世界で唯一量産する。世界の超高額テレビ市場は有機EL陣営とサムスンが主導するQLED(量子ドットを原料に使用)陣営に分かれ競争している。最近ではソニーやパナソニックなど日本企業と、スカイワースやコンカなど中国のテレビメーカーが有機EL陣営に合流した。有機ELテレビメーカーが増えるほどディスプレー部品の収益はLGディスプレーが独占する。

  大型テレビでQLEDに死活をかけているサムスンディスプレーは小型OLEDでは約97%のシェアで世界1位を占めている。モバイル機器で液晶パネルの代わりに有機ELを採択する割合が高まり、世界のスマートフォン業界のサムスンに対する小型有機EL依存度は絶対的だ。アップルが最近出した新製品「iPhoneX」もサムスンディスプレーから小型有機ELを供給されている。

  小型有機ELの絶対強者であるサムスンがテレビ用大型有機ELを生産しない理由は単純だ。有機物質材料のうち、B(青色)素子の寿命がR(赤色)とG(緑色)より短いからだ。素子間で寿命が異なれば色のゆがみと歪曲と焼き付きの問題が起きる。サムスンは「2年ほど使うスマートフォンと違い10年以上使うテレビ用として有機ELは適していない」と主張する。

  これに対しLGディスプレーは「ソフトウェア技術で焼き付き問題が解決された。最近有機EL量産に合流した世界のテレビメーカーが増加している点がその証拠」と主張する。

  LGディスプレーは9~12日に米ラスベガスで開かれる家電見本市「CES2018」の期間中に特別展示館を設け8K有機EL新製品を公開する予定だ。

  
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事