【時論】後退する韓国の温暖化対応
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.06 17:51
歓呼した冬の初雪。 しかし今年は特に雪が多く、いつのまにか関心も薄れ、最後にはうっとうしさまで感じた。 数年前、私たちが真剣に扱い始めた地球温暖化問題も、今年の雪のように、いつのまにか人々の記憶の中から薄れていくようだ。 その証拠として、温暖化防止のための各国の努力は、2012年カタール・ドーハの気候変動会議で後退した。 2020年までは適当にしようという流れになった。 温暖化問題を解決しようという意志は後まわしにされ、経済復興だけが最大の関心事になった。
先進国が温暖化に無関心になれば、開発途上国はいっそのこと念頭から抜ける。 欧州委員会共同研究センターなどの報告書によると、2011年の中国の1人当たりのエネルギー分野温室効果ガス排出量は7.2トンだった。 欧州連合(EU)27カ国の1人当たりの排出量7.5トンに近づいた。 中国は世界排出量339億トンの29%、97億トンを占める。 次いで米国(16%)、インド(6%)、ロシア(5%)、日本(4%)、ドイツ、そして韓国の順だ。
韓国も逆方向に進んでいるのは同じだ。 韓国の2011年の二酸化炭素(CO2)排出量は6億1000万トンで、90年比で144%増えた。 1人当たりの排出量は12.6トンで、90年比114%増。 増加ペースは、主要国のうち中国(227%)、インドネシア(122%)に次いで3番目だ。