【社説】金泳三氏と金大中氏の和解を国民統合のきっかけに
金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が昨日、入院中の金大中(キム・デジュン)元大統領を訪れた。 金大中氏の病状がよくないため2人が手を握り合うことはできなかったが、金泳三氏の見舞いで20余年の不和は劇的に和解の川を渡った。 この場面は国家指導者の歴史的葛藤と国民和合という側面で重要な転機にならなければならない。
韓国の大統領は特定の地域と理念集団を象徴する‘代表選手’になりやすい。 こうした代表性は退任後にも続いたりする。 このため両者の和合は国家統合に重要であり、逆に両者の不和は統合に否定的な影響を与える。 韓国はさまざまな歴史的な屈曲を経験し、元大統領らが和合よりも不和に陥った。 個人的な怨恨と報復感情のうず巻きの中で、大義や同志愛を失ったりした。 韓国独特の歪んだ元国家元首文化だ。