現代車、イスラエルに未来自動車技術拠点を構築へ…数千億ウォン投資も

現代車、イスラエルに未来自動車技術拠点を構築へ…数千億ウォン投資も

2017年11月03日15時24分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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現代車がイスラエルに「オープンイノベーションセンター」を設立し、技術協業を強化する。31日にイスラエル「2017代替燃料・スマートモビリティサミット」で演説する池永朝(チ・ヨンジョ)現代車戦略技術研究所長。(写真=現代車)
  現代自動車がイスラエルに未来の自動車技術開発のための前哨基地を構築する。来年初めに現地スタートアップと協業して技術開発を進める研究センターを設立し、今後、数千億ウォン規模の資金を投入して「未来自動車技術拠点」に育成する計画だ。

  現代車は31日から1日までイスラエル現地で開催された「2017代替燃料・スマートモビリティサミット」でこうした計画を発表した。演説をした池永朝(チ・ヨンジョ)現代車戦略技術本部長(副社長)は「現代車の『オープンイノベーションセンター』が来年イスラエルに設立される予定」とし「イスラエルの有望スタートアップと未来革新技術分野で全面的な協力をすることになるだろう」と述べた。

  オープンイノベーションセンターは現代車が海外で初めて構築するスタートアップとの技術協力拠点。短期的にはイスラエル現地大学・企業とのネットワーク形成と技術トレンド分析を進める予定だ。中・長期的にはスタートアップと共同で自動運転・人工知能など未来の自動車技術を開発する研究拠点として役割を拡大する計画だ。また、ここで現地スタートアップが保有する技術と発展の可能性を検証し、全方向的な投資も進める。業界は現代車が今後イスラエルのスタートアップに投資する金額が数千億ウォン規模になると予想している。

  現代車は今回の決定まで、イスラエルの強力なスタートアップ生態系と高い技術レベルに注目してきた。イスラエルは7000以上のスタートアップが存在し、「スタートアップの天国」と呼ばれる。特に人工知能とサイバーセキュリティー、センサー融合など未来の技術分野で世界最高レベルの競争力を持つスタートアップが次々と誕生している。

  こうした理由から現代車は9月にイスラエル名門大学の一つ、テクニオン(TECHNION)工科大学および韓国科学技術院(KAIST)と共同で「HTKコンソーシアム」構成のための業務協約を結んだ。コンソーシアムは次世代自動車技術を共同研究しながら、さまざまな分野のスタートアップをモニタリングし、有望スタートアップを発掘・育成する。

  特にイスラエルのスタートアップとの協業強化に向けた今回の計画は、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代車副会長が力を注いでいるプロジェクトという。鄭副会長は今年5月、イスラエルを訪問して現地のスタートアップ生態系を調べ、現代車の未来モビリティ技術開発に向けた現地企業との協力の可能性を積極的に打診した。

  自動運転のためのカメラ・センサー分野で世界最高技術力を保有する「モービルアイ」のアムノン・シャシュ会長との会談も当時の訪問で実現し、10月には韓国を訪問したシャシュア会長が鄭副会長に会い、両社間の協力についてまた話し合った。

  現代車がイスラエル自動車市場で実績を出している点もイスラエルを未来自動車技術拠点に選択した背景の一つだ。イスラエル市場では現代車に対する良いイメージが形成されていて、スタートアップも現代車を良い事業パートナーとして認識する可能性が高いからだ。現代車と起亜車は昨年に続いて今年もイスラエルで販売順位1、2位を守っている。今年1-9月、それぞれ3万3127台と3万0397台を販売し、シェアも13.9%、12.8%にのぼる。現代車の関係者は「現代車と起亜車がともにイスラエル市場で好評を受けているだけに、現地スタートアップとも良い関係を維持して積極的に協業できると期待している」と述べた。
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