結局スマートフォン事業をたたむ韓国パンテック
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.15 13:11
5年前に3000人ほどいた役員社員はもう30人ほどしか残っていなかった。最後の希望をかけたベトナム合弁会社設立も保留されスマートフォン事業を事実上たたんだ。わずか7年前に「ベガ」ブランドで韓国のスマートフォン市場でシェア2位を占めたパンテックの現実だ。
パンテックは11日に150人ほどいた従業員を30人ほどに減らす人材構造調整をした。2015年末に法定管理を終了してから3度目の構造調整だ。大株主のソリッドは今回の構造調整をめぐり「モノのインターネット(IoT)事業に集中しようとするもので、携帯電話事業でも多角的な努力をしている」として「スマートフォン事業中断説」を一蹴したが、市場ではこれを文字通りには受け止めていない。スマートフォン開発人材がほとんど退社し、関連特許も売却中のところで事業を継続するというのは「希望事項」に近いためだ。