金貸し・暴行・賄賂…連続する韓国地方議員の逸脱
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.22 14:34
全羅南道(チョルラナムド)光陽市(クァンヤンシ)議会のL議員は今月8日、管内の福祉財団に2400万ウォン(約239万円)を寄付した。支援が必要な隣人のための善行だったが、周囲の視線は冷たかった。寄付をした背景のためだ。L議員は2015年7月ごろ、知人に3000万ウォンを貸した後、翌年12月までに利子だけで1710万ウォンを荒稼ぎした。現職地方議員が法廷最高の融資金利である年27.9%を越えて年48%の金貸しの真似事をしたのだ。市民社会団体はL議員の辞任を求めている。2400万ウォンの寄付はこのような非難を意識した行動だと理解されている。
光州(クァンジュ)・全南地域の地方議員が各種逸脱行動や犯罪容疑に手を染めて物議をかもしている。「住民の代表という役割ではない、懸念の対象に転落した」という言葉が出るほどだ。
全羅南道順天市(スンチョンシ)議会のI議員は同僚議員を暴行した容疑で警察の取り調べを受けて、最近検察に送検された。I議員は昨年11月25日、議長室で予算決算委員会構成問題をめぐり言い争いが起き、同僚議員の首を絞めた容疑で立件された。これに先立ち、L議員など順天市議員6人は「カード不正使用」に関わった容疑で相次いで警察の取り調べを受けた。全体議員23人のうち約4分の1にあたる。昨年上半期の予算決算委員長を引き受けたL議員らは本人や他の議員が経営している食堂で予算決算委員会業務推進費のカードで約100万ウォン(約9万9500円)を虚偽決済して7万~10万ウォンずつ分けあった。L議員は同事件がメディアを通じて市民に伝わると、業務推進費全額を回収して議会に返却した。