北朝鮮の海岸1000キロ封鎖をめぐり、韓日米vs中露対決が本格化

北朝鮮の海岸1000キロ封鎖をめぐり、韓日米vs中露対決が本格化

2018年01月02日11時44分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  米国が韓半島(朝鮮半島)近隣の海上で国連の制裁を避けて北朝鮮のタンカーと精油精製品の密輸をして摘発された中国とロシアの船舶に対する圧力を強化している。

  ティラーソン国務長官は今月16日にカナダ・バンクーバーで国連韓国戦争(朝鮮戦争)参戦16カ国+韓国・日本・インドなど19カ国の外相会議を開き、こうした不法取引を完全に封鎖することにし、対北朝鮮封鎖に同盟国の参加を呼びかける予定だ。マティス米国防長官も12月29日、記者らに「国連加盟国は安保理決議が禁止する取引をする船舶を自国の港で発見した場合、拿捕する義務がある」と強調した。マティス長官はこの日、「韓国政府が北朝鮮船舶に貨物を移し替えた香港船を抑留したことについてどう思うか」という質問に対してこのように答えた後、「このような作戦が対北朝鮮海上封鎖(Naval Blockade)レベルにまで進むのか」という質問には「わが軍の未来の作戦がどうなるのかについては推測しない」と言葉を控えた。

  米国務省も中国だけでなくロシアのタンカーが東海(トンヘ、日本名・日本海)上で北朝鮮船舶に「不法積み替え(Ship to ship transfer)」方式で石油精製品を提供した証拠が確保されたという報道が出ると、「ロシアを含め、すべての国連加盟国が対北朝鮮制裁を厳格に履行するべきだ」と強調した。これとともに「石油精製品と北朝鮮の石炭の船舶間の積み替えなど不法取引の遮断に緊密に協力しなければいけない」と述べた。

  韓国政府が安保理決議に基づき抑留した香港船籍の中国船「ライトハウス・ウィンモア号」は、昨年11月14日に麗水(ヨス)港で日本産の石油精製品600トンを積んだ後、当初の目的地の台湾には向かわず、同月19日に東シナ海の公海上で北朝鮮の「サムジョン2号」に移し替えたことが分かった。ロシアのタンカー「ビトヤズ号」は昨年12月15日、1600トンの石油精製品を積んで極東のスラビヤンカ港を出発、東海の公海上で北朝鮮の「サムマ2号」に積み替えたと、欧州消息筋を引用してロイター通信が報じた。

  問題の船は公海上で船の正確な位置を送信するトランスポンダー(無線送受信機)を消したまま秘密取引をしたが、米国などが衛星写真などを通じて摘発したという。

  しかし中国に続いてロシア外務省も自国船の不法密輸取引について「国連安保理制裁を誠実に履行していて、違反したことはない」と明らかにした。今後、対北朝鮮秘密取引を監視する韓日米政府と中露不法密輸船舶の追撃戦が予告されたのだ。

  「ウィンモア号」と「サムジョン2号」など北朝鮮と中国・香港船6隻は当初、米国が安保理制裁ブラックリストに追加することを要求した10隻に含まれたが、中国が拒否して抜けたと、ウォールストリートジャーナルが12月30日報じた。海上密輸にかかわった船舶を取り締まろうとする米国と、自国船を保護する中国が安保理で正面衝突したのだ。この過程で米国は安保理で「ウィンモア号」が「サムジョン2号」と並んで石油精製品を移し替える衛星写真と、別の中国貨物船「Yu Yuan号」が安保理制裁後に北朝鮮石炭を載せて露サハリン南部のホルムスク港に荷降ろしする写真を提示したが、中国の反対にぶつかったという。その代わり米国は安保理決議2397号を通じて北朝鮮の清津(チョンジン)・元山(ウォンサン)・南浦港(ナムポハン)など海岸線1000キロを封鎖できる国際法的な根拠を用意した。2397号は国連加盟国が北朝鮮と不法取引した疑いがある船が港に停泊したり領海を運航する時に停船・臨検を可能にした。

  ◆北取引疑惑のパナマ船は平沢港で抑留

  一方、北朝鮮船に石油精製品を供給した疑いがあるパナマ船籍の5100トン級タンカー「KOTI号」が平沢・唐津(タンジン)港で抑留され、関連機関の取り調べを受けると31日、伝えられた。容疑が確認されれば、「ライトハウス・ウィンモア号」に続いて韓国政府が摘発した2件目の事例となる。
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