【コラム】悪魔とダンスを…韓国、実用主義外交を展開すべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.08 10:44
5月5日にソウルで開かれた中央日報-米戦略国際問題研究所(CSIS)フォーラムに参加した複数のアジア専門家は、韓国が韓国のための(for Korea)ロビーをせずに反日(against Japan)ロビーをして米国人の支持を受けられなかったと話した。いかに多くの米国人が韓国のそんなロビー活動を不快に受けとめていたのかは分からないが、少なくとも米国政府の対韓国政策に強大な影響を及ぼす人々がそのように思うならば、韓国外交が深刻に反省すべきことだ。彼らは安倍首相の8・15演説にも「謝罪」はないとみている。
朴槿恵(パク・クネ)政権は、日本政府の謝罪なしに韓日関係をどのように正常化するだろうか。慰安婦に対する謝罪なしに正常化の手順を踏むことは、政治的に決して容易なことではない。朴大統領のようにセウォル号によって、首相と首相候補の相次ぐ落馬によって、数多くの元・現職の高官や政治家たちがかかわった疑惑を受ける成完鍾(ソン・ワンジョン)スキャンダルによって、自身の人気が底をはっているような境遇では、より一層のことだ。米国の否定にもかかわらず、米国の日本偏向(Tilting)は明らかだ。米国は韓国に、日本との関係を正常化して韓米日の安保協力体制に参加するよう圧力の強度を高めるだろう。それは米国の高位官僚の韓国批判発言によってすでに予告された。