倒れるノキア、立ち上がったIBM…命運を分けたのは素早い変身(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.08 11:38
実際にIBMやオラクルなどは一時危機に陥ったが素早く変身して生き残った。IBMはフォーチュンが選定する最優良企業に4年連続で1位に選定されるほど1990年代までは名実ともに最高のPCメーカーだった。しかしPC市場が大型から個人用にシフトしているのについて行けず、コンパック、ヒューレット・パッカード、デルなど後発企業に市場を奪われ始めた。IBMは主力事業群を製造業からサービス業に変える変化を断行した。PC部門をレノボに売却し、プリンター部門を分離した。IBMは現在ITソリューション開発と構築、戦略樹立コンサルティングなどを提供する総合サービス提供企業になった。IBMの収益の80%がここから出る。
反対にソフトウェア企業だったオラクルはハードウェア企業を買収してから「アプライアンス」という新たな装備を作り出し影響力を拡大している。OSとオフィスソフト分野に集中したマイクロソフトはモバイル時代に対応するためノキアのモバイル端末事業を買収した。スイッチやルーターを売っていたシスコはサーバー事業にまで進出し、「万物のインターネット」という新造語を作り出しIT市場を主導している。