国際金価格が１オンス当たり１６００ドルを突破するなど金価格が高騰しているが、韓国は相対的に金保有量が少なく、価格上昇にともなう恩恵をほとんど得られずにいる。

ワールド・ゴールド・カウンシル（ＷＧＣ）が２１日に各国政府に通知した７月の金保有量現況を見ると、韓国の金保有量は１４．４トンだった。昨年と保有量は同じだが順位は１段階上昇の５６位となった。韓国の金保有量は２００９年第１四半期の１４．３トンから第２四半期に１４．４トンと小幅に増加して以後は変化がなかった。

国および国際機関別の金保有量は米国が８１３３．５トンで最も多く、ドイツ（３４０１．０トン）、国際通貨基金（２８１４．０トン）、イタリア（２４５１．８トン）、フランス（２４３５．４トン）、中国（１０５４．１トン）、スイス（１０４０．１トン）、ロシア（８３０．５トン）などの順だった。

韓国の金保有量は米国の０．１８％、中国の１．３７％、日本の１．８８％水準だった。　韓国の金保有量を金額に換算すると６億６７９０万ドル相当で、外貨準備高に占める割合は０．２％にすぎなかった。調査対象１１３カ国（国際機構含む）のうち最低水準で、カナダの０．３％、ハンガリーの０．３％、ウルグアイの０．２％などと同水準だ。