韓経:220兆円の量的緩和でも笑えない日本…円高で企業も揺れる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.04 11:20
日本銀行が大規模な量的緩和を始めてから4日で3年が過ぎた。安倍首相の経済政策アベノミクスは2013年初め、デフレ脱却を目標に金融緩和、財政支出拡大、成長戦略の「3本の矢」を放った。日本銀行(日銀)の黒田東彦総裁は金融緩和レベルで過去3年間に220兆円規模の金融緩和をし、1月末にはマイナス金利政策の導入を決めた。しかし世界景気低迷に対する懸念から円高が進み、日本企業の実績にも影響を与えている。円安と企業実績改善を通じた消費および投資増加で景気回復を導こうとするアベノミクスの根幹が揺れているという指摘が出ている。
◆量的緩和、効果出尽くし?
日銀は2013年4月4日、年間60兆-70兆円規模の量的緩和断行を決めた。翌年下半期に入って円安が停滞すると、10月末には量的緩和規模を年間80兆円にまで拡大した。その結果、2013年3月末に146兆円だった日本のマネタリーベースは2月末には358兆800億円まで増えた。日銀の年間量的緩和規模を勘案すると、3月末には366兆円に増えたと推定される。3年間の量的緩和規模は220兆円にのぼる。