患者から採取した細胞で治療用の幹細胞培養…黄禹錫教授、サイエンスに緊急発表
ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソック)教授チームが脊髄(せきずい)まひ患者と糖尿病患者らの細胞から幹細胞を作るのに成功した。これにより患者自身の細胞で免疫拒否反応のない治療用細胞を作り、治療に活用できる道が開けることになった。
研究結果は、世界的科学学術誌サイエンスが掲載前に緊急事項を発表するウェブサイトの「サイエンスエクスプレス」に19日、発表した。
黄教授チームは昨年、ヒトクローン胚を作って幹細胞抽出に成功したのに続き、今回は患者に合う治療用細胞を生産できる幹細胞を大量に作るのに成功したのである。