【コラム】大統領がすべき選択=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.30 13:10
いまの大韓民国は本当に危うい。最大の友邦である米国で前代未聞の政権が発足を控えているところだ。経済はノーベル経済学賞を取った大学者でも解決策を見つけにくい下り坂だ。北朝鮮の核挑発はますます挑発的で巧妙になっている。こんな時に支持率4%の大統領が任期に固執するのは国民と戦争をするということにすぎず、だれが勝とうがその被害者は国民であるだけだ。ヒトラーはそれでも敵と戦った。だが大統領はいま国民と戦おうとしているのだ。自身の言うように、そうしようと大統領になったのではないはずだ。
ヒトラーは「いま降参すればゲルマン族は絶滅してしまう」と叫んだ。だがゲルマン族はその時降参したので存在できた。彼らは武器の代わりに平和を持って新たな全盛時代を迎え欧州を率いている。消えたのはヒトラーの名前だけだ。ドイツでありふれた男性の名前だったアドルフはいまではだれもが名付けることをはばかる廃名になった。韓国の大統領がまねるべき例はそんなヒトラーではない。