昨年の夏、韓国と米国の同胞社会は天気のように熱くなった。 米地名委員会(BGN)が独島(ドクト、日本名・竹島)表記を「リアンクール岩礁」と変更したことが一歩遅れて明らかになったからだ。 リアンクールは独島を初めて西洋地図に表記したフランス捕鯨船の名前だ。 独島は韓国地名だが、「リアンクール号が発見した岩礁」になれば、主が明確でない島ということになる。 米議会図書館も地名委員会を理由に挙げて独島と韓国の島というキーワードをなくそうとした。
政府が慌てて動き出し、国内はもちろん、米国の同胞社会にも広がった。 鉢巻をしたデモ隊が連日、ソウルの米国・日本大使館前を埋めた。 米国の各都市でも「独島は韓国領土」というカードを掲げたデモ隊が路上に出た。 政府は独島タスクフォース(FT)を設置し、学術団体セミナーも続いた。