「北朝鮮、すでに市場経済の味を知っている…公式市場だけで460カ所以上」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.15 13:46
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は死亡2日前の2011年12月15日、平壌(ピョンヤン)の光復通りに新たに建設されたスーパーマーケット(光復地区産業中心)を訪れた。生涯最後の現地指導だった。この場で彼は「市場は徐々になくさなければならない」とし「このような商業網に商品をいっぱい積み上げて人民に売ってやれば市場をなくすことができる」と強調した。市場のような非公式市場を減らすべきだという趣旨だった。
7年が過ぎた2018年、北朝鮮ではむしろ市場が拡散する一方だ。住民たちは市場に頼って暮らしていて、国は市場を合法化している。国家安保戦略研究院のチョ東昊(チョ・ドンホ)院長はこれを「経済の成長がなされると同時に社会主義計画経済に亀裂が入っている」と診断した。梨花女子大学で教鞭を執っていたチョ院長は、国内外でも有数の北朝鮮経済専門家の一人だ。