米国務長官に会わずジャガイモ畑に行った金正恩氏、なぜ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.10 16:14
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が白頭山(ペクドゥサン)付近の三池淵(サムジヨン)を訪問して現地指導をしたと、朝鮮中央通信など国営メディアが10日報じた。金委員長は最近、相次いで平壌(ピョンヤン)を訪問した米国のポンペオ国務長官(6-7日)、韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官(3-6日)に会わなかった。金委員長が意図的に2人に会わず平壌から北に636キロ離れた三池淵地域を訪問した可能性も排除できない。この場合、6・12米朝会談後の非核化交渉が進んでいない状況で金委員長の動き自体が対米メッセージとなる可能性がある。
訪問地が三池淵という点も注目される。金委員長は重要な決心をするたびに三池淵を訪問してきた。昨年12月に三池淵を訪れて白頭山の天池(チョンジ)に登った後、今年1月1日の「新年の辞」で平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)参加の意思を明らかにしたのが一つの事例だ。2013年には側近をつれて三池淵を訪れた後、叔母の夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長を処刑した。