俳優ヒョンビン、デビュー14年でようやく認められたチケットパワー

俳優ヒョンビン、デビュー14年でようやく認められたチケットパワー

2017年12月01日16時26分
[ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版]
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俳優ヒョンビン
  俳優ヒョンビンがスクリーンを掌握してそのチケットパワーを立証した。

  映画『クン』(原題、チャン・チャンウォン監督)が公開8日を迎えた先月29日、200万観客を突破した。損益分岐点は180万人。

  公開2週目に入ってもでボックスオフィス1位を守り、新作の公開ラッシュでもトップに君臨し続けている。劇場街のオフシーズンに挙げられる11月だが、『クン』は善戦している。『クン』の顔はすなわちヒョンビンだ。

  『クン』は詐欺師が集まって希代の詐欺師を捕まえるという犯罪エンターテインメント。劇中、ヒョンビンはすべてを仕組んで自由自在に人を欺く詐欺師ファン・ジソンを演じている。ドラマでは甘いロマンチックコメディ(ロマコメ)の主人公を、映画では落ち着いてカリスマあふれるキャラクターを演じてきたヒョンビンは、今回詐欺師に変身した。ユ・ジテ、パク・ソンウン、ペ・ソンウ、ナナら華やかなマルチキャスティングを誇る同作で、巨大な物語の枠を決める主人公としてその重心を支えている。

  これまでヒョンビンはスクリーンヒット作になかなか恵まれなかった。『私の名前はキム・サムスン』をはじめ、『彼らが生きる世界』『シークレット・ガーデン』など数々のロマコメドラマで大きな成功を収めて最高の全盛期を享受した。『シークレット・ガーデン』放映終了後に軍に入隊したが、テレビ広告に絶え間なく登場していたせいか、顔を忘れられることはなかった。だがスクリーンの興行にはなぜか縁がなかった。『百万長者の初恋』『レイトオータム』など話題作に出演したものの、ヒットにつながらなかった。除隊後の復帰作だった大型史劇『王の涙-イ・サンの決断-』は製作段階から注目されたが観客384万人の動員にとどまり、期待ほどの成績を収めることができなかった。

  興行運が上昇してきたのはことし初めの『コンフィデンシャル/共助』(以下『共助』)からだ。同作は当初、大きな期待を集められなかった作品だった。公開初週にライバル作の『THE KING ザ・キング』の観客数に大きく離されたが、正月連休期間に逆転に成功して結局781万人の観客を集めた。ことし上映された映画のうち『タクシー運転手』に続いて興行2位に入った。ヒョンビンのフィルモグラフィーで最高の興行作だ。『共助』から入ってきた運は『クン』にも続く様相だ。12月末『1987』『神と共に』『鋼鉄の雨』(いずれも原題)などの大作が公開されるまで『クン』を脅かすほどの競争作もない。

  ヒョンビンの「2打席連続ホームラン」はようやく観客からの信頼を受け始めたものとみることができる。事実、『共助』と『クン』はともに才気にあふれているというよりは安全を選んだ作品だ。どこかで見たような設定やシーンが続くが、分かりやすく面白い。好き嫌いが分かれるかもしれないが、映画の顔・ヒョンビンが観客を説得する。少し足りない部分をヒョンビンへの信頼で埋めるというわけだ。

  だが今の興行は努力なしで得られたわけではない。平凡なロマコメから始めて史劇、アクション、コミカルなど幅広いジャンルへの挑戦を繰り返したおかげだ。現在撮影中の映画はゾンビ映画と史劇を加えた韓国映画には新しい作品だ。ヒョンビンはロマコメスターから幅広いジャンルをこなす俳優へと成長を遂げている。

  ヒョンビンは「私が演技できる範囲の中から作品を選ぶ。観客に他のジャンル、他のキャラクター、他の映画、他のドラマを見せるのが私の仕事だ。そのような点を考慮して作品を選んでいる」と話した。
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