<インタビュー>「MERS・新型肺炎などのグローバル伝染病、必ずまた来る」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.08 14:55
--韓国も昨年MERS事態で深刻な公衆保健の危機を迎えた。新型肺炎で経験した教訓をMERS事態にも同じように適用できるだろうか。
「このような原則は、MERSはもちろんジカウイルスなど予想できないすべての公衆保健の危機状況に適用できる。常に新しい状況に対する意志決定は、一層難しいはずだ。韓国でMERSが流行した当時には、この疾患に対する科学的情報が大変少なかったために人々により大きな恐怖心を呼び起こしたと思う。今後MERSや新型肺炎のような伝染病疾患はもっと増えるほかはない。必ず再び登場するだろう。世界的に都市化が加速化しながら動物と人間の領域区分がまともに守られず、動物と人間の接触が増えるからだ。合わせて飛行機などの交通手段を利用した国や地域間の移動・移住もやはり頻繁になっているからだ。すでに世界的に一日に約9万3000の民航機が運航しながら世界をつないでいる。このため、1つの地域の公衆保健・伝染病問題はリアルタイムで世界各地につながる恐れがある。伝染病感染を防ぐための隔離や孤立は現代には存在することもできない。もはや世界中のすべての人が同時に感染性疾患の発生と危険に弱いとみることができる」