携帯電話会社パンテックがプレミアムスマートフォン２種を３０万ウォン（約３万円）台で販売する。経営難を打開するための苦肉の策だ。支援金（補助金）を受けると、消費者は事実上２０万ウォン以下でパンテックのスマートフォンを購入できる。

パンテックは新製品「ベガポップアップノート」を３５万２０００ウォンで発売すると２０日、明らかにした。スマートフォン製品価格３２万ウォンに付加価値税（製品価格の１０％、３万２００００ウォン）を加えた価格で、、年初に発売した「ベガアイアン２」（７８万３２００0ウォン）より４０万ウォン以上も安い。ベガポップアップノートはＳＫテレコム専用モデル。

パンテックの関係者は「ポップアップノートは世界で初めてスイッチを引けば自動で飛び出してくるポップアップペンを搭載した携帯電話」とし「ペン自体にＤＭＢアンテナを内蔵し、活用性を高めた」と説明した。

また、パンテックは移動通信３社間の公平性のためＫＴ・ＬＧユープラスで販売中であるベガアイアン２の価格も３５万２０００ウォンに引き下げた。

一方、パンテックの売却は最終段階に入った。売却を主管するサムジョンＫＰＭＧは２１日に本入札を進める計画だ。優先交渉対象者は入札３－４日後に決定され、その後、了解覚書（ＭＯＵ）を締結する。ある情報技術（ＩＴ）業界の関係者は「華為は可能性が低く、ＺＴＥ・クールパッドなど中小企業などは入札に参加する可能性がある」とし「インド企業のマイクロマックスも参加すると聞いている」と話した。