キャメロン監督「韓国、3D世界市場主導するだろう」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.14 10:05
映画「アバター」で3D映像革命を起こしたジェームズ・キャメロン監督(56)が13日、初めて韓国を訪れた。同監督はこの日午前、ソウル広壮洞シェラトングランドホテルで行われた「2010ソウルデジタルフォーラム」基調演説で「メディア視聴革命が始まった」と「3D映画、テレビが未来を支配するだろう」と強調した。
「想像力と技術新ルネサンスを迎える」というテーマで行われたこの日の演説は「アバター」製作記で始まった。監督は「3Dが映画の根本的な製作方式を変えると思っていた」とし「(『アバター』で)3D可能性を立証するためにすべての想像力を見せてくれた」と言った。キャメロン監督は「3Dはこれから劇場とお茶の間で絶対的な威力を見せるだろう」とし「家庭内の3D普及が劇場を追い越すこともできる」と強調した。「3Dはコンテンツの価値を高める。もっといえば退屈なコンテンツも面白くできる」と説明した。3D市場の成長の伸びに対しては「2年後には規模がかなり大きくなる」とし「良質のコンテンツ供給が唯一のカギ」とした。また「費用節減のために平面画面を立体に単純に切り替えたら観客に目の疲れと頭痛を誘発して新興市場をむしろ萎縮させることもあり得る」と指摘した。
1997年、演出作である「タイタニック」の再公開についても伝えた。キャメロン監督は「1200万ドルを投資し『タイタニック』を3Dに切り替える作業を進行中」とし「数百人の専門家が転換を終えるのには1年程度かかるものとみている」と述べた。しかし2D映像を先に撮った後、単純に3Dに変換する作業に対しては批判的だった。「クリック1回で2Dを3Dに変えてくれる魔法の箱はない」とし「始めの段階から3Dで撮るのが正解」と言った。