韓経:【コラム】北核と韓日シャトル外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.10 11:14
「シャトル(shuttle)」とは、2つの地域を定期的に往復する航空機や列車、バスを意味する。1903年にライト兄弟が動力飛行に成功した後、商業的に航空シャトル運航を最初に始めた国はドイツだ。1910年6月にフランクフルトと近隣都市を結ぶシャトル路線を作った。第1次世界大戦後に航空産業が急速に発展し、シャトル運航は米国・英国などに拡大した。1910年代後半に米国の国内都市を結ぶ路線が相次いで登場した。英国は1919年8月にロンドン-仏パリ路線を開設し、初めて国際航空シャトル運航を始めた。現在シャトル運航は普遍化している。
航空機の運航に関連するシャトルを外交的に初めて利用したのはヘンリー・キッシンジャー元米国務長官だ。1970年代初期の中東戦争当時、キッシンジャー長官は平和交渉のための仲裁者の役割をした。キッシンジャー長官は自分の役割を「シャトル外交」と名付けた。双方が激しく対立している時に第三者が双方を行き来して対話を実現させる形だ。