韓経:【コラム】THAAD報復、韓国産業の進むべき道を教える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.14 11:07
「六日戦争(第3次中東戦争)とその後のヨム・キプール戦争(第4次中東戦争)、さらに外貨の急減までが重なり、前例のない軍事的、経済的危機に直面したイスラエル。国内の政治的葛藤が弱まると、イスラエル国民は農業国から先端技術国への果敢な転換を支持した」。
なぜ、ある国は他の国よりも革新的なのか。マーク・J・テイラー氏は外部の脅威がむしろ発展の動力になった国に注目する。テイラー氏は著書『革新の政治学』で答えは「政治」にあるとして「創造的不安定(creative insecurity)」という概念を持ち出す。「外部の脅威」が「内部の脅威」よりも大きい国では「革新率」がさらに高い(革新速度が速いという解釈も可能)という主張だ。テイラー氏が注目した国はイスラエルだけではない。中国の脅威の中で成長した台湾、北朝鮮・日本・中国などに囲まれた緊張した環境で発展してきた韓国も「創造的不安定」を支持する事例として登場する。