【コラム】権力の苦悩=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.26 11:22
3年目の権力は劇的なシーンを生み出す。盧泰愚(ノ・テウ)政権は3党合同(90年1月)を果たした。それは韓国政治の衝撃的な再構成だった。金泳三(YS)の3年目は、歴史を正しく立て直すこと(全斗煥・盧泰愚両元大統領の拘束)だ。YSは「光栄の時間は短く、苦悩と苦痛の時間は長かった」と述べた。その3年目は栄光の時間だった。金大中(キム・デジュン)の3年目は6・15南北首脳会談だ。韓半島(韓半島)情勢は急変した。
李明博の4大河川は3年目に本格化した。4大河川事業は論争の種だ。賛否が依然として分かれている。だが、その治水事業は実績として存在する。執権の後半に廬武鉉(ノ・ムヒョン)政権は済州(チェジュ)海軍基地を模索した。任期末に事業推進は目立った。北東アジアの流れは荒波だ。中国と日本の海軍力の拡大は攻勢的だ。済州基地は韓国の未来安保を象徴している。
朴槿恵政権の3年目は何か。背水の陣が張られてから久しい。朴大統領は「今年が経済回復の最後のゴールデンタイム」と言った。青瓦台は24の核心国政課題を出した。アジェンダは散在している。だが優先順位があいまいだ。4大河川、済州基地のような国策事業もない。「朴槿恵ブランド」は鮮明ではない。国民幸福時代、第2の漢江(ハンガン)の奇跡はスローガンとして散っている。背水の陣を導くトップは誰なのか。明確ではない。