【コラム】四面楚歌に追い込まれた金正恩
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.27 12:13
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓国と北朝鮮の「敏感な懸案」を手に握ることになった。金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長(対南担当)兼統一戦線部長が韓国に来たからだ。彼は人民軍偵察総局長時代(2009~2015)、韓国哨戒艦「天安(チョナン)」爆沈事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件の背後として知らされ、南北対話で避けられる人物に名指されてきた。そのような彼が偶然にも北朝鮮高官代表団長として韓国を訪問した。
インターネットで韓国動向を把握する金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長が金英哲団長、その自体で追い立てる南南葛藤を知らないわけがない。金与正(キム・ヨジョン)特使で南北対話が開かれ、米朝対話の兆しまで見えている中で金英哲で「点数」を失うかもしれないという懸念まで甘受して彼を派遣した。